病気でもトラブルでもなんでも、困ったことが起こった時は、「それが起こる必然があったことに気づくように」というサインだと思っています。
困ったことは起こらないほうがいいですが、起こった時に、ただ困惑したり誰かのせいにするのでは、大切なことに気づけなくなります。
人生は悲喜こもごもですから、困った時に大切なことに気づき、嬉しい時にも大切なことに気づきながら、感謝する気持ちが深くなっていくのが「豊かな人生」と言えるでしょう。
子どもたちは、キラキラ輝いてありのままで美しい存在ですが、成長過程にあるので、さまざまな困ったことをやってしまいます。
そんな時に、その子の成長に今なにが必要かを気づける大人でありたいと願います。
そして、その子自身が大切なことに気づいて成長できるように、適切に働きかけられる大人でありたいと思います。
ジャッジ(批判や叱責)で終わるのは、子どもに関わる大人の姿勢としては未熟なものだと思います。
子どもたちは嬉しいことも困ったこともしながら、結果的に私たち大人を育ててくれます。
子どもたちのありのままを受け止めながら、成長につなげていくことは、子どもに関わる大人の醍醐味だと感じています。