祈り

学童保育未経験なのに、NPOにこにこおひさまクラブを仲間と作り、無報酬の理事長を引き受けた理由は、「子ども時代はどの子もみんな、周りの大人の愛情に包まれて幸せに育ってほしい」という強い願いを持っているためです。
私自身の6人の子どももそのような願いで育てました。
「周りの大人の愛情」「子どもたちが幸せである」という2点が十分かどうかは「笑顔」で確認できます。
「笑顔の大人がたくさんいること」「子どもたちが笑顔で過ごしていること」が私の願い達成のバロメーターです。
長年(もう25年間です)、恩田で一緒に子どもたちの笑顔のために活動してきた仲間のみなさんが支えてくださいますので、子どもが大好きな笑顔の大人は私の周りにたくさんいます。
また、長年子ども対象の活動(子ども会や放課後子ども教室や地域行事など)に関わってきて、子どもは「自分がしたいことに熱中できること」「誰かと一緒に力を合わせること」「誰かの役に立つこと」「大人に認めてもらうこと」が喜びになって、参加し続けてくれることを知っています。
このような出会いと経験に基づいて、周りの人材と子どもが笑顔になる工夫を活かした学童保育に取り組んでいるのです。
子どもたちが自分で企画運営する「わくわく会議」。
学童保育時間に参加できる「放課後子ども教室」。
高校生ボランティアに一緒に過ごしてもらうこと。
にこにこおひさま1チームとして、子どもも職員も行き来すること、等々。
このような、子どもたちが幸せであるための居場所作りは、保護者のみなさんが安心して預けられる場所作り、職員のみなさんが誇りをもって働ける職場作り、地域の皆さんが子どもたちのために役立てる拠点作りでもあると思っています。
私のすべてのエネルギーの源は「祈り」です。
毎日、子どもたちや保護者さん、子どもたちに関わってくださる職員や学校の先生や地域の仲間の幸せを祈っています。
みんなが笑顔で過ごせるにこにこおひさまクラブのために、これからもまごころ込めて私の役目を果たしたいと願っています。